「コーヒーはパーソナリティ」 豪コーヒー文化で学んだ多様性を尊重する生き方

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World latte art champion, Nobumasa Shimoyama says the Australian coffee culture taught him the diverse way of life. Credit: Standart/Nobumasa Shimoyama

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自分が飲みたいコーヒーをカスタマイズする文化があるオーストラリアでは、多様性を尊重する生き方について考えさせられました。現在は自身の経験を共有しながら、日本でオーストラリアスタイルのカフェを経営されています。


オーストラリアの街を歩けば、必ずあるであろうカフェ。

マーケット・リサーチ社IBISワールドの最近の発表によると、オーストラリア全国には2023年現在、2万5406件のカフェがあり、昨年と比べても4.2%の増加が確認されています。

このコーヒー大国と言われるオーストラリアで、「カフェの聖地」として知られるメルボルンで約7年間修行を積んだ下山修正さん。

現在は日本でオーストラリアスタイルのカフェ、『パスファインダータイムズノブ』を経営する傍ら、海外で働けるスキルや英語力を身につけるバリスタスクール、さらには留学サポートなども行っています。
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Credit: Nobumasa Shimoyama
2012年にワーホリとして来豪した下山さんは、当時、すでに日本のコーヒー大手で9年間の経験がありましたが、さらにスキルアップするために渡豪を決意。

以降7年間にわたり、オーストラリアのカフェ文化にどっぷり浸かる生活を送ってきました。

日本との違いは、お客さんが自分が飲みたいコーヒーを細かくカスタマイズする文化。ミルクの種類はもちろん、コーヒーの濃さや熱さなど、子供でもチョコレートの量やマシュマロの数まで指定すると言います。

一見「わがわまま」にとらえられたというこの文化からは、多様性を尊重した生き方の重要性に気づかされたと言います。これからの時代、そうしないと「埋もれていく」と説明する下山さん。

「コーヒー一杯をとっても、その人の個性が出るような社会になってほしい」

そんな思いから、スローガンに「コーヒーはパーソナリティ」を掲げています。
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2016 Latte Art World Champion Credit: Nobumasa Shimoyama
現在は自身の経験をシェアしながら、英語とスキルを両方身につけ、海外で活躍できるバリスタの育成や留学サポートなどにも携わっています。

下山さんのフルインタビューは下記から。
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「コーヒーはパーソナリティ」 豪コーヒー文化で学んだ多様性を尊重する生き方

13:01
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