中高年のひきこもり 推計約61万人 内閣府

Young male gamer with glasses playing video game at home in the dark room using game console controller watching at LED TV. Gaming and entertainment concepts

Source: Getty Images

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日本の内閣府は、3月末、日本社会における「ひきこもり」の実態調査の結果を公表しました。今の日本社会で暮らすひきこもりの人が、40歳から64歳までの中高年に多くみられ、推計およそ61万3000人に上るというものです。そして、その7割が男性だということです。


「ひきこもり」は、精神疾患や障害とは異なる新たな概念です。人とのかかわりやつながりを避けて生きる人々を指していますが、そのような状況に陥る背景には、様々な理由があります。
従来は、「不登校の延長」だと思われ、青少年や若年層のイメージが強かったひきこもりですが、最近ではそういった人々も高齢化しつつあり、深刻な社会問題となっています。

更に、「8050世帯」という言葉も最近よく耳にするようになりました。80代の高齢者が、収入のない50代の子どもを支える世帯を意味します。家のローンもなく、一見普通の生活に問題がないように見えても、実は子どもが親の年金をあてに生活しており、お金に苦しみながら孤立して生活しているケースも少なくありません。

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