日本人の女 メルボルンの裁判所に出廷 トカゲ密輸容疑

akane chibana japanese smuggling lizards australia

Akane Chibana (R) faced the Magistrate on 5th June over trying to smuggle out 19 lizards in Melbourne's Tullamarine Airport in April Source: ABF (L) / Akane Chibana's facebook page (R)

Get the SBS Audio app

Other ways to listen

今年4月にメルボルンの空港で、20代の日本人女性が豪固有のトカゲ19匹をスーツケースに隠し持って日本へ出発しようとして逮捕された事件。メルボルンの簡易裁判所で5日、逮捕された知花茜容疑者に関するCommittal Mentionが行われました。


Committal Mentionとは、裁判所が今後どのような流れで審理を続けるのか、その方向性を決める手続きです。

知花容疑者はきょう、水色のセーターにジーンズ姿で、メルボルンの裁判所に姿を現しました。今回は通訳が同席し、知花容疑者は、判事に向かって日本語で受け答えをしました。判事は、今回のケースについて「十分な証拠がある」として、知花容疑者を正式に起訴することを告げました。その上で知花容疑者に対し、罪状を認めて今後答弁をするか否か、確認しました。

その質問に対して、知花容疑者は日本語で「罪状を認めてつづけていきたい」と述べ、保釈請求はせずに有罪を認めました。

知花容疑者は、今年4月にメルボルン北部タラマリン空港から日本へ向けて出国する際、スーツケースの中に、マツカサトカゲ17匹とアオジタトカゲ2匹をメッシュにくるんで隠し持っているところを発見され、環境保護・生物多様性保全法違反の疑いで、その場で逮捕されました。

ABFオーストラリア国境警備隊によりますと、こういった個人の違法行為は、最長で10年の懲役刑、または21万オーストラリアドルの罰金を科されるということです。

オーストラリアや世界の話題を、日本語で!


Share