試合は、第1セット両者一歩も譲らずに、タイブレイクへ突入。大坂選手が先に7点を先取し勝利しました。続く第2セットも、序盤は大坂選手のペースで進み先にブレイク、第9ゲームでチャンピオンシップポイント3となりました。誰もが優勝を確信したその直後、クビトバ選手が4ゲームを連取し、大坂選手は5-7で第2セットを落としました。
セットカウント1-1で振り出しに戻った最終セット、大坂選手が最初にブレイクに成功しましたが、その後は両者一歩も譲らないプレイが続きました。最後4-5で迎えた第10ゲーム。大坂選手がまずサービスエースとフォアハンドを決め、最後は、クビトバ選手が返した球がアウトになり、試合終了。大坂選手の全豪初優勝、グランドスラム2大会連続優勝が決定しました。
これによって、大坂選手は、来週更新される世界ランキングで1位となることが確定し、アジア勢としては初めてトップに輝くことになります。さらに、全米オープンに続いて、4大大会で2大会連続優勝を果たしたのは、2015年のセリーナ・ウィリアムズ選手以来です。
昨年の全豪オープンでは世界72位にいた大坂選手。たったの1年で世界のトップに登りつめた、21歳の日本とアメリカ人のハーフの活躍に世界中が注目していました。